「今回の個展は、テーマを「PENTAGON」としました。7年ほど前から正5角形の1辺72度を作品の単位として表現を続けてきましたが、昨年からは、5点を組み合わせ72度×5=360度の集合体としての「PENTAGON」へと発展させました。「5」にまつわる形は、自然界の生き物たちにたくさん存在しています。例えば、魅了される美しい形の代表として花々を挙げてみると「5弁の花」が最も多く、その代表例として、桜や原種のバラ等が挙げられます。実は、美の秩序として代表的な比例である「黄金比」(1.61803…)が「5」の平方根(ルート)から導き出されることをご存じですか。「5」という数字が美を支配しているかのようで、私のお気に入りの数字となりました。さて、元々生物に興味がある私は、1987年の第1回展から36年間、一貫して「DNA」をメインテーマとして制作しています。原始の地球に生命が誕生し、30億年余の時が経ち、現在地球上には多種多様な生き物たちが溢れています。生命の連鎖を支える「DNA」というシステムは、進化を遂げながら営々と引き継がれてきました。今回の作品の制作技法は、和紙を支持体としたミクストメディア(アクリル、岩絵の具、金箔等)です。毎回表現方法に工夫を加え、多視点で捉え直し、制作に励んでおります。」(作家コメント)
色鮮やかな正5角形が魅せる美しさを是非ご高覧下さい。
「日本画材を用いて人物や猫、さまざまな模様などをモチーフにあたたかな作品作りを心がけております。是非ご高覧くださいますようご案内申し上げます。」(作家コメント)
優しい雰囲気に包まれた心あたたまる作品を是非お楽しみ下さい。